外国為替法(外為法)に初めて接した時、為替という2字の漢字にカワセという読み一つを当てるのを熟字訓と教わったことが印象的だった。
この外為法だが、国外との金銭取引と物・事の取引を規定しており、特に、テロ関連技術の国外流出を防ぐ内容も加わっているため、二つの省庁が絡み複雑で、かつ逮捕罰金刑がある厳しい法律である。
研究者が捕まってはいけないと、2008年にこの法律のルールを研究所の海外での活動に適用する仕組みを作り運用した。多くの反対があった。今は、当たり前のように外為法研修と外為法チェックシートを用い海外活動をしている。
自由闊達な研究者を守る仕組みもまた、重要である。
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